日本の皮革製造産業は今、世界的にも類を見ない高品質な素材供給地として再評価の嵐の中にある。その中心に君臨するのが、世界有数のベジタブルタンニン鞣し技術を誇る栃木レザー株式会社だ。南米産ミモザの樹皮から抽出したタンニンを用い、じっくりと時間をかけてピット槽で鞣されたヌメ革は、繊維が緻密に詰まり、圧倒的なコシとしなやかさを併せ持つ。
一方、兵庫県に拠点を構える姫路レザーも独自の進化を遂げている。千年の歴史を誇る伝統技法と最新の加工アプローチを融合させ、多彩なテクスチャーや柔軟性を持つ革を安定して生み出す。これらの国内最高峰タンナーが供給するレザーは、触れた瞬間に吸い付くような感触と芳醇な香りを放ち、クラフトマンの創作意欲を根底から刺激してやまない。