コイン精米機を利用する上で、予期せぬアクシデントに見舞われるケースがあります。もっとも多いのが「機械の詰まり」と「異物混入による緊急停止」です。
玄米袋の中に藁(わら)や小石、紙袋の切れ端などが紛れ込んでいると、センサーが異常を検知して安全装置が作動し、精米ラインがストップしてしまいます。また、近年多発しているのが、「もみ殻付きの籾(もみ)米」を玄米専用機に投入して詰まらせるケースです。一般的なコイン精米機は玄米から糠(ぬか)を削る構造になっており、もみ殻を剥く「籾すり機能」はありません。「籾対応」と明記された専用機以外で籾米を入れると確実に故障の原因となります。
万が一、お金を入れたのに動かない、あるいは途中で機械が停止してしまった場合は、無理に投入口へ手を入れるのは極めて危険です。機械の正面やパネル付近に、管理会社の緊急連絡先(フリーダイヤルや保守管理ステッカー)が必ず掲示されています。通報時には「機械番号(ブース番号)」と「現在の状況(投入した金額、米が詰まった箇所)」を冷静に伝えてください。管理会社の巡回員が駆けつけるか、後日返金対応等の案内がなされます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
近年の食料品価格の推移や生活防衛意識の高まりから、米を玄米でストックし、食べる直前に精米する「自給的ライフスタイル」を選ぶ家庭が定着しています。しかし、全ての人に24時間コイン精米機が適しているわけではありません。
【利用を強くおすすめできる人】
- 実家や親類から玄米を30kg単位で定期的に譲り受けている人
- 精米したての香りや食感にこだわり、酸化していない米を日常的に食べたい人
- 車を所有しており、買い物ついでに米袋を運搬できる動線がある人
- 家庭菜園やガーデニング用として新鮮な米ぬかをタダで手に入れたい人
【慎重な検討・別手段を検討すべき人】
- 車がなく、自転車や徒歩で重い米袋を運ばなければならない人(怪我や袋破断のリスク)
- 夜間の人通りが極端に少ない場所へ一人で出向くことに不安を覚える女性や高齢者
- 1回に精米する量が2〜3kg程度と極めて少量の人(家庭用小型精米機の導入が経済的)