編集部が実施した経験者の聞き取り調査では、確かな成長を実感した声と、志半ばで解約に至った生々しい告白の双方が集まりました。
ポジティブな評価として最も多く挙げられたベビーくもんの効果は、「日常的な絵本の読み聞かせ習慣が無理なく定着したこと」です。受講前は月に数冊程度しか読んでいなかった家庭が、毎号届く教材をきっかけに1日10回以上の読み聞かせをルーティン化させ、語彙の爆発期を迎えた2歳以降に発語のスムーズさを実感するケースが目立ちます。
一方で、ベビーくもんをやめた理由の上位に食い込むのは、以下の3点に集約されます。
- 家庭学習のマンネリ化:届いた絵本やCDを自宅で繰り返し使うだけになり、途中で親自身が飽きてしまった。
- 月1回の面談が負担・形骸化:わずか20分程度の面談のために子どもを連れて教室へ足を運ぶのが億劫になり、面談自体も「ただの雑談」と感じるようになった。
- 知能教育としての手応え不足:子どもがじっと座って話を聞かない月齢に入り、ワークブック学習のような目に見える成果が得られず焦燥感を覚えた。
さらに見逃せない決定打が、ベビーくもんの先生との相性です。公文式の指導者は教室ごとに独立運営されており、子育て支援に熱心で親身に相談に乗ってくれる指導者がいる一方、通常クラス(幼児〜小中学生)のプリント採点に追われ、ベビーくもんの面談をマニュアル通りに消化するだけの指導者も一部に存在します。担当者との信頼関係が築けない場合、継続意欲は急速に失墜します。