「軽じゃない」と絶賛される一方で、購入を検討する上で見落としてはならない現実的な制約もあります。
第1に、定員はあくまで4人であるという点です。どれほど室内が広く感じられても、軽規格である以上、5人乗車は法的に不可能です。ファミリー層で5人乗りを想定している場合は、迷わずフィットやフリードなどの登録車を選ぶ必要があります。
第2に、横幅(1,475mm)の物理的限界です。大人2人が前席に座った際のショルダールーム(肩回りのゆとり)は、全幅1,695mmの普通車と比べると当然タイトになります。センターアームレストの幅やドアトリムとの距離感には軽自動車特有の制約が残るため、試乗時に実際の横方向の広がりを確認することが不可欠です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
以上の徹底検証を踏まえ、N-WGNを選ぶべき明確な判断基準を提示します。
▼N-WGNを強くおすすめできる人
- 普通車からサイズダウンしたいが、走りの質感や静粛性を落としたくない人
- 年間維持費(自動車税・車検・消耗品費)を大幅に抑えつつ、長距離ドライブも快適にこなしたい人
- スライドドア車特有の重さや横風への煽られ感が苦手で、キビキビとした操縦性を好む人
▼慎重に検討・普通車を選ぶべき人
- 5人以上で乗車する機会が年に数回でもある人
- 車内での着替えや、自転車を解体せずにそのまま積載したい人(N-BOX等のスーパーハイトが有利)
- 横方向の圧倒的なゆとりや、ステータス性を重視する人