日本相撲協会を定年退職したのち、表舞台への露出を極力控えていることから、ネット上では「実際の健康状態はどうなのか」と案じる声が絶えません。しかし、地元関係者や近隣住民の目撃情報を丹念に集めると、そこには心温まる日常の姿が浮かび上がってきます。
自宅周辺の緑道では、晴れた日の午前中に妻の高田みづえさんと腕を組み、ゆっくりと一歩一歩踏みしめながら散歩する若島津氏の姿が頻繁に確認されています。近隣の青果店店主は当時の様子をこう語っています。
「事故の直後は本当に心配しましたが、今ではお二人で笑顔を交わしながら歩いていらっしゃいます。ご主人が立ち止まると、みづえさんが『焦らなくていいのよ』と優しく声をかけて背中に手を添える。すれ違いざまに挨拶を交わすと、親方は少し照れたように会釈してくれますよ」
大柄な身体を支えながらのリハビリ歩行は決して容易ではありませんが、杖を補助に使いつつもしっかりと自力で大地を踏みしめています。かつての鋭い眼光は和らぎ、周囲を包み込むような温和な表情へと変化している点も、多くの目撃証言に共通する印象です。