現在のクラブの強さを支える最大の基盤が、巨額の投資を経て生まれ変わった本拠地サンティアゴ・ベルナベウの改修です。開閉式屋根とピッチ格納システムを備えた新スタジアムは、フットボールの試合日以外にも世界的アーティストのコンサートやNFL公式戦、各種展示会を年間通じて開催できる総合エンターテインメント施設へと変貌を遂げました。
この365日稼働ビジネスモデルが生み出す莫大なフリーキャッシュフローにより、クラブは中東資本などのメガマネーに頼ることなく、健全な財務体質を維持。レアル・マドリードの移籍情報において常にトップターゲットを狙える財政的裏付けとなっています。年俸ランキング上位のスター選手を複数抱えながらも、UEFAのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規制を余裕を持ってクリアし続ける背景には、こうしたインフラ改革の成功があります。