メガバンクの定期預金が小幅な引き上げにとどまるなか、大阪厚生信用金庫が提示する定期預金金利は、金融界でも異例の水準を維持しています。主力商品の「ご愛顧感謝定期預金」や時期に応じたキャンペーン金利最新情報では、他の地域金融機関が追随できないほどの魅力的な利回りを設定しており、退職金受給世代や堅実な資産形成層の間で争奪戦が繰り広げられてきました。
これほどの高金利を提供できる構造的な理由は、同金庫の明確な貸出戦略にあります。集めた預金を単に国債などの安全資産で運用するのではなく、地元・大阪を中心とした中小企業向け融資や不動産関連融資など、高い利ざやが見込める領域へ果敢に投融資を行っています。都市銀行が効率化の名のもとに撤退していった「ミドルリスク・ミドルリターン」の貸出先を独自の目利き力で開拓し、十分な貸出金利回りを確保しているからこそ、預金者への高い還元が可能になっているのです。
さらに、無駄な派手さを排した営業店舗の展開や、少数精鋭の人員配置による徹底した固定費削減も利回りを底上げする要因です。預金金利の引き上げを「最大の広告宣伝費」と位置づけ、マス広告に頼らず口コミとネット上の高い評価によって預金残高を急伸させる合理的な経営サイクルが確立されています。