東京ダイナマイトの歩みを語る上で避けて通れないのが、ハチミツ二郎が直面してきた極限の闘病生活です。2018年の急性心不全・呼吸不全による緊急搬送以降、二郎は重度の腎不全を患い、週3回の人工透析治療を余儀なくされていました。
一度は母国・親族間での生体腎移植が検討され、2023年には手術直前まで進んだものの、ドナーの健康状態や適合条件などの問題から移植が直前で中止・延期されるという苦難にも直面しています。車椅子での生活や入退院を繰り返しながらも舞台に立ち続けようとした二郎の肉体は、限界を迎えていました。
2024年3月、ルミネtheよしもとでの出番を最後に漫才活動を休止。そこから約2年間にわたり、松田は相方の回復を待ち、コンビの看板を守り続けました。しかし、2026年に至るまでの過程で、松田は自身の公式X(旧Twitter)および公式Instagramを通じて「東京ダイナマイトを脱退する」という重大な決断を発表します。
松田本人が発信した「この度 私松田大輔は東京ダイナマイトを脱退する事になりました。沢山考えた上で決断致しました」という言葉の裏には、相方の健康をこれ以上漫才のスケジュールで脅かしたくないという配慮と、立ち止まったまま年月を重ねるのではなく、自らの足で役者として生きていく覚悟が込められていました。