どうしても工期を動かせない新築現場や急ぎのリフォーム案件では、TOTO以外の選択肢を検討せざるを得ません。現在、受け皿となっている主要メーカー3社の特徴と納期状況を比較します。
対抗馬の筆頭となるのがリクシルの「リデア(LiDEA)」や「スパージュ(SPAGE)」です。リクシルは部材の内製化率が高く、サプライチェーンの多元化を進めてきたため、一部の高級仕様を除いて2〜3週間前後の安定した納期を維持しています。TOTOからの振り替え先として最も選ばれており、掃除のしやすさや断熱性能でも互角の満足度が得られます。
続いて、パナソニックのユニットバス(ビバス、オフローラなど)は、スゴピカ素材(有機ガラス系)の浴槽や独自の美泡湯などが人気ですが、こちらも電装系パーツを多用する上位仕様では若干の納期延長が見られます。標準グレードであれば比較的スムーズに調達可能です。
最後に、堅牢な高品位ホーローで知られるタカラスタンダードの浴室(グランスパなど)です。独自の金属加工インフラを持つタカラは外部調達部品への依存度が比較的低く、納期ブレが非常に少ないメーカーとして工務店からの信頼を集めています。工期死守を最優先にする現場にとって、最も安心感のある選択肢の一つと言えるでしょう。