美容外科医らの見解によると、目頭切開において「やりすぎ」と評される最大の要因は、涙湖(るいこ)と呼ばれる内側の赤みのある粘膜が見えすぎてしまう点にある。本来は適度につつましやかに隠れている部位が過度に見えてしまうと、鳥類や肉食動物を思わせる鋭すぎる目元になり、人間に特有のやわらかさが損なわれる。
もう一つの要素は、左右の目の距離だ。日本人の顔立ちにおける理想的な配置は「右目の幅:目間の距離:左目の幅=1:1:1」とされる。切開によって目間の距離が縮まりすぎると、寄り目のような印象を与え、顔立ち全体の調和が著しく崩れてしまう。