きゅうりに含まれる成分の中で、血圧コントロールの要となるのが「カリウム」だ。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を尿としての排出を促進する重要なミネラルである。厚生労働省が定める目標摂取量と比較しても、現代人は慢性的な塩分過多とカリウム不足に陥りがちだ。余分な塩分が抜けることで血液量が適正化し、血管壁にかかる負担がすみやかに軽減される。
だが、きゅうりの真価はそれだけにとどまらない。特筆すべきは、脂質代謝に関与する酵素「ホスホリパーゼ」の存在だ。この酵素は体内の脂肪分解をサポートし、血管内に蓄積した悪玉コレステロールや脂質の代謝をスムーズにする働きを持つ。血液循環を促進し、血管内皮の機能を健やかに保つダブルの効果こそが、最新の科学が解き明かしたメカニズムである。