温泉街の目と鼻の先に鎮座するのが、古くから人々の信仰を集めてきた越後一宮「弥彦神社」だ。一の鳥居をくぐり、樹齢数百年の巨木がそびえ立つ参道を歩くと、凛とした神聖な空気が身体の奥まで満ちていく。この神社は万葉集にも詠まれた歴史を誇り、古くから越後国の精神的支柱として大切に守られてきた。
宝物殿には、戦国時代の名将・上杉謙信が奉納したと伝わる刀剣や古文書をはじめ、貴重な文化財が数多く所蔵されている。武将たちも勝利や平穏を祈願したという由緒ある地に立つと、時を超えた歴史のロマンに思いを馳せずにはいられない。温泉で身体をほぐした後に参拝に訪れれば、心まで澄み渡るような深い清涼感に包まれる。