代々木公園の球技エリアを語る上で避けて通れないのが、数年前から議論を呼んできた民間主導の大規模スタジアム構想の存在です。当初、代々木公園南部エリア(サッカー場や野外ステージ周辺)を再開発し、数万人規模を収容できる最新鋭の複合サッカースタジアムを建設するプランが民間コンソーシアム等から提案され、大きな話題を集めました。
しかし、緑地保全を求める市民運動や樹木伐採への懸念、防災拠点としての公園機能の維持、さらには周辺交通への負荷といった多面的な課題が噴出し、計画は紆余曲折を辿りました。現在では、既存の豊かな自然環境と調和した段階的なスポーツ機能改修やバリアフリー化が優先されており、緑地空間とスポーツ施設の共存を図る慎重な都市整備が進められています。