専用の低温調理器を持たない層の間で人気を集めているのが「炊飯器の保温機能」や「放置鍋」を使った手法です。しかし、食品衛生の観点からは慎重な取り扱いが求められます。
一般的な炊飯器の保温モードは約68℃〜74℃に設定されていますが、熱湯を注いで冷たい肉を投入した瞬間、湯温が10℃〜15℃ほど急降下します。この結果、湯温がカンピロバクターが死滅しない危険な温度帯(45℃〜55℃)に長時間留まってしまうケースが多発しています。
炊飯器や鍋で調理を行う場合は、必ず以下のルールを徹底してください。
- 肉は必ず調理の30分前に冷蔵庫から出し、室温に戻しておく(冷たすぎる肉を入れない)。
- 沸騰した湯と水を混ぜて正確に温度計で65℃〜70℃に調整した湯を注ぐ。
- 一度に大量の肉を入れず、湯の体積に対して肉の量を20%以下に抑える。