今季の成績を紐解くと、両者のスタイルの違いが浮き彫りになる。サンフランシスコ・ジャイアンツは、堅実な守備と相手投手に球数を投げさせる粘り強い打撃を愚直なまでに徹底してきた。派手さこそ欠けるものの、得点圏での集中力はリーグ屈指だ。
対するヒューストン・アストロズは、圧倒的な打撃の圧力を誇る。ハードヒット率と長打率で高い数字を叩き出し、一瞬の隙を見逃さずに試合を決定づける長砲をズラリと揃えている。数字の上ではアストロズの攻撃力が優勢に見えても、ジャイアンツの本拠地オラクル・パーク特有の海風と広大な外野エリアがその計算を狂わせる可能性を多分に孕んでいる。