「今すぐこの痛みを何とかしたい」という場面において、専用グッズを買いに走る必要はありません。身体に溜まった電荷を、痛みを感じさせずに逃がす静電気放電裏ワザが存在します。
もっとも確実で効果的なのが、運転席から降りる一連の動作に組み込む車から降りるときのコツです。手順は極めてシンプルです。
- ドアを開けたら、ドア枠の金属フレーム(塗装された金属部やサッシ)を指の腹全体、または手のひらでしっかり握る。
- 金属部を握った状態を維持したまま、足を車外の地面(アスファルトなど)へ着地させる。
- 両足が完全に地面に着いてから、金属部から手を離す。
この動作を行うと、足が地面に着地した瞬間、身体に溜まっていた電気が金属ボディと地面を通じて緩やかに拡散します。重要なのは「皮膚と金属がすでに接触している状態で地面に触れる」という点です。隙間がないため火花(アーク)が飛ばず、神経への局所的な刺激が起きないため、痛みは完全にゼロになります。
すでに車から降りてしまい、ドアを閉めなければならない状況では、ドアノブ触り方の工夫が有効です。金属のドアノブを指先で直接触れるのではなく、まず指の腹や手のひら全体を「ガラス窓」や「未舗装の壁・コンクリート床」に1〜2秒ペタッと押し当ててください。ガラスやコンクリートは電気を通さない絶縁体のように思われがちですが、実際には極めてゆっくりと電気を通す半導電性を持っています。痛みの原因となる急激な放電を起こさず、穏やかに電荷を大地へ逃がすクッションの役割を果たしてくれます。
また、ポケットに入っている鍵や硬貨などの金属片を使い、コインの面をドアの金属部に当てて先に火花を散らせる方法も定番です。火花自体は鍵の先端で発生するため、体感する痛みは一切ありません。