ネット上で最も頻繁に飛び交うのが「赤旗に出たということは、あのタレントは共産党員なのか」「隠れ共産党支持者なのではないか」という短絡的な憶測です。しかし、エンタメ業界の取材現場を取材すると、この見方は明白な誤解であることが分かります。
赤旗日曜版のカルチャー面やインタビュー記事において、登場するタレントに対して政治的な質問が投げかけられることは基本的にありません。取材テーマは徹底して「演じる役柄への向き合い方」「作品の見どころ」「役者としての生き様」に限定されています。党の主張への賛同や選挙での投票呼びかけといった政治活動とは完全に峻別された枠組みで企画が成立しています。
もちろん、過去には平和運動や社会問題に関して独自の信念を持ち、共産党の政策や集会に賛同を寄せてきた知識人や文化人、ベテラン俳優も存在します。しかし、テレビドラマや映画の公開に合わせて登場する第一線の俳優やタレントは、あくまで「新作プロモーションのための取材先の一つ」として赤旗のインタビューを受けているに過ぎません。これを党員疑惑や思想的傾倒と結びつけるのは、業界のメディアプロモーション構造を無視した的外れな解釈です。