管内各運輸支局の窓口現場を観察すると、時期と時間帯によって極端な混雑格差が発生している実態が浮き彫りになります。特に3月の年度末決算期、五十日(ごとおび)、各月末の最終週は、受付ロビーの発券機待ちだけで30分以上、書類交付までに2〜3時間を要することも珍しくありません。
現場取材や利用者の口コミ検証によると、次のような生の声が寄せられています。
「寝屋川の大阪運輸支局に月末午後の飛び込みで行ったら、書類チェックの窓口前で長蛇の列。印鑑証明の住所と印鑑カードの表記ズレを指摘され、補正が間に合わず翌日出直しになった」(大阪市・自営業男性)
「神戸の兵庫運輸支局でユーザー車検を受けた際、事前に光軸テストセンター(予備検査場)を通さずラインに入ったためヘッドライトの光軸ズレで不合格。再検査の制限時間内に調整屋を探して走り回る羽目になった」(神戸市・会社員女性)
こうした混乱を回避するため、国が推進しているのが「自動車保有関係手続のワンストップサービス(OSS)」です。OSSを利用すれば、車庫証明の申請から検査・登録、自動車税の納付までをオンラインで一括処理できます。しかし、電子証明書の取得やICカードリーダーの準備、環境設定のハードルから、個人の単発手続きにおいては依然として紙ベースの窓口申請を選ぶ層が多く、これが窓口混雑の一因となっています。