ここでは、実務で頻出する3つのシチュエーションに応じた具体的な文面イメージを紹介します。書式テンプレートは各裁判所のウェブサイトや弁護士事務所のポータルサイトからWord形式などの書式ダウンロードが可能です。
例文1:離婚調停・不貞行為慰謝料請求における陳述書
離婚調停や不貞相手への慰謝料請求では、家族生活の平穏がどのように壊されたかを克明に記述します。
【陳述書抜粋例】
1. 私は、相手方と平成〇年〇月に婚姻し、長女(現在〇歳)をもうけ、平穏な家庭生活を送っておりました。
2. しかし、令和〇年〇月頃より、相手方は休日の外出が増え、家族との会話を避けるようになりました。不審に思い確認したところ、相手方のスマートフォンに〇〇氏(本件被告)との親密なメッセージおよび宿泊を伴う旅行の写真が残されているのを発見いたしました(甲第4号証)。
3. 私は裏切りによる深いショックから不眠症となり、心療内科への通院を余儀なくされました(甲第5号証の診断書)。相手方らの身勝手な不貞行為により、長年築き上げた円満な家庭は完全に崩壊しました。到底許すことはできず、正当な慰謝料の支払いを求めます。
例文2:自己破産(破産手続開始申立)における陳述書
自己破産の陳述書は「生活状況・借入の理由・反省」を裁判官に伝え、免責許可を得るための極めて重大な書類です。
【陳述書抜粋例】
1. 令和〇年〇月、勤務先の業績悪化に伴い月収が〇万円から〇万円へと大幅に減少いたしました。不足する生活費を補うため、〇〇銀行のカードローンより〇万円を借り入れたのが最初の負債です。
2. 当初は次の賞与で一括返済する見込みでしたが、業績は回復せず、借金を別の金融機関からの借入で返済する自転車操業に陥りました。
3. 自らの見通しの甘さにより多額の負債を抱え、各債権者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。今後は家計管理を徹底し、二度と同様の事態を起こさないことを誓約いたします。