欧米の音楽メディアや海外の旅行者の間で、東京の隠れた名所として口コミが広がり続けている。特に彼らを驚かせるのは、パフォーマンス中に漂う静寂に対する極めて高い意識だ。
私語はもちろん、スマートフォンの通知音一つ鳴らない厳格な空気感。演奏が始まる直前の、張り詰めた緊張感。この「音を聞くための空間」が保たれている背景には、長年にわたって培われてきた店主と常連客の相互の信頼関係がある。単なる観光スポットではなく、音を愛する者のための「静寂の茶室」のような佇まいが、世界的なディープカルチャーファンを魅了して止まない。