多くのファンや美容・スタイリング業界のプロが関心を寄せるのが、「いかにしてあの完璧なツヤと強力なホールド感を再現するのか」という点だ。ここでは伝説のスタイリングを現代の技術で再現するためのセット術と、長時間のライブでも崩れない維持の秘密をサロンの現場から特別に公開する。
スタイリングの第一歩にして最大の肝となるのが、ドライヤーによる「ベースメイキング」だ。髪を濡らした状態から、根元をしっかりと立ち上げるように温風をあて、前髪の高さとサイドのタイトな流れの骨組みを作る。このブローの段階で完成形の8割が決まると言っても過言ではない。
使用するスタイリング剤にも秘訣がある。現代のトレンドでは、伸びが良く伸びやかなツヤを出す水性ポマード(グリース)に、少量のヘアオイルを混ぜ合わせる手法が推奨される。これにより、べたつきを抑えつつ、上質な光沢感と柔軟なセット力を両立できるのだ。目の細かいコームを滑らせて隙のない毛流れを作ったら、最後に耐水性の高いハードスプレーを遠目から均一に吹きかける。この重層的なプロのアプローチこそが、激しい動きにも負けないツヤと持続力の真相である。