この現状に最も危機感を募らせているのは、保護者や教育関係者だ。日本の10代、あるいはそれ以下の子供たちにとって、TikTokはもはや日常のインフラである。検索バーに特定のキーワードを打ち込まずとも、アルゴリズムの気まぐれによって、子供たちの画面に刺激の強い動画が突然表示されるリスクは常に存在する。
「子供のスマホ画面を覗き見たら、大人でも目のやり場に困るような動画が流れていた」と、都内に住む40代の母親は憤る。ペアレンタルコントロール機能は存在するものの、子供たちがそれを回避する方法をネットで共有し合うため、実質的な防波堤としては機能していないのが現状だ。