『アレスの天秤』および『オリオンの刻印』で描かれたパラレルワールドにおける彼の描き方も、深い議論を呼んだ。本編では「吉良ヒロト」の死によってその名を継ぐこととなった彼が、パラレル世界では「基山タツヤ」として存在し、生存していた本物の「吉良ヒロト」と並び立つという展開だ。
『ゴッドストライカー』と呼ばれる破天荒な吉良ヒロトと、誠実でチームをまとめる基山タツヤ。性格もプレースタイルも対極にある二人が衝突しながらも絆を深め、コンビ技『コズミックブラスター』を放つ展開は、ファンにとって至高の胸熱展開となった。本来出会うはずのなかった二人が共にピッチに立ち、互いの才能を高め合う姿は、パラレルワールドという試みが生み出した最高峰のドラマと言えるだろう。