実朝暗殺の犠牲者・源仲章!北条義時身代わり説と朝幕の暗闘劇

実朝暗殺の犠牲者・源仲章!北条義時身代わり説と朝幕の暗闘劇

実朝暗殺の犠牲者・源仲章!北条義時身代わり説と朝幕の暗闘劇に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

実朝暗殺事件の背後には、いまだ多くの謎が横たわる。若き僧侶・公暁を操り、現職将軍と有力廷臣の双方を同時に排除しようとした黒幕は誰だったのか。北条義時謀略説、三浦義村教唆説、あるいは後鳥羽上皇による幕政撹乱説など、百家争鳴の議論が現代も続いている。

近年の歴史ノンフィクション界隈でも熱い議論の対象となっているのは、仲章が公暁にとって「誤認」ではなく「明確な排除対象」であったとする仮説だ。鎌倉の武士階級と京の公家階級の融合を推し進め、源氏将軍の権威を自らの影響下に置こうとした仲章の行動は、父・頼家の無念を晴らそうとする公暁から見れば、幕府を歪める奸臣そのものに見えたとしても不思議ではない。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。