テレビの世界へ活動の幅を広げると、彼女の存在感は瞬く間にクリエイターたちの知るところとなった。日本放送協会(NHK)が手がける連続テレビ小説や大河ドラマで見せる人情味あふれる街の住人から、民放各局のサスペンスドラマで鍵を握る目撃者まで、その演じ分けの幅は驚くほど広い。
特にテレビ朝日の大人気シリーズ『相棒』をはじめとする刑事ドラマでは、一見平凡な市民でありながらどこか影や秘密を抱えた人物を絶妙な匙加減で体現。視聴者に「この人は何者なのか」と思わせるサスペンスの推進力として、数え切れないほどの物語に厚みを与えてきた。