ファンの間で今なお語り草となっているのが、「詩島霧子は仮面ライダーに変身するのか?」という設定を巡るエピソードです。
物語の第1話冒頭や前日譚において、霧子は進ノ介がドライブドライバー(ベルトさん)を託される以前、プロトドライブとともに重加速の脅威に立ち向かっていました。実は劇中設定として、彼女自身がドライブの適合者として変身を試みたものの、精神的・肉体的な負荷により変身できなかったという切ない過去が描かれています。
戦う意志と覚悟を誰よりも持ちながら、自らは戦士になれずサポートに回る――。この設定が詩島霧子というヒロインのドラマ性をより強固なものにしました。さらに劇場版やスピンオフ作品では、ファン待望の「仮面ライダー純」のスーツを装着するコミカルな一幕や、進ノ介との未来を描いた後日談が展開されるなど、単なる脇役にとどまらない特別な扱いを受け続けたのです。