この歴史的なキャラクター、マイク・ワゾウスキの原点を語る上で欠かせない人物が、監督を務めたピート・ドクターだ。彼は単なる「怖がらせ役」のモンスターではなく、どこか人間臭く、野心家でありながら友情に熱い魅力的存在として彼を設計した。
初期のコンセプトアートの段階では、足がなかったり、目がもっと小さかったりと様々な模索が続けられたという。しかし、映画『モンスターズ・インク』が世界的な大ヒットを記録した背景には、過酷な映画制作の過程で磨き上げられた彼の表情のバリエーションと、不完全だからこそ愛おしい造形美があった。彼の生み出した命の躍動感こそが、今なお世界中のイラストレーターの手によって描かれ続ける源泉である。