一口に刈り上げと言っても、そのバリエーションは百花繚乱の様相を呈している。もはや定番の域を超えて社会基盤となったツーブロックは、ボリュームコントロールや毛量調整の役割だけでなく、デザインのアクセントとして再定義された。
一方で、クラシックバーバーの隆盛とともに日本へ定着したフェードカットは、肌の露出度を極限までコントロールする職人芸として支持を集める。0mmのスキンから滑らかに繋がるグラデーションは、男らしさの象徴であると同時に、モードな服装を引き締めるミニマリズムの極致だ。
そして見逃せないのが、女性たちの間で圧倒的な支持を獲得したハンサムショートの進化である。襟足を潔く刈り上げ、トップとサイドに柔らかな前下がりのラインを残す。クールさと色気が同居するそのシルエットは、大人の女性が選ぶ最も知的なスタイルの一つとして定着した。