ネット上の簡易的な裏ワザ情報の中には、服を完全にダメにしてしまう危険な誤解が紛れ込んでいます。失敗を防ぐために以下の3つの盲点を把握しておきましょう。
誤解1:いきなり塩素系漂白剤に浸ければ消える?
油性ペンのインク皮膜は塩素系漂白剤でも分解できません。それどころか、白シャツ以外の色柄物に使えば周囲の色が完全に抜け落ち、修復不可能な白抜けを起こします。また、綿素材であっても高濃度の漂白剤に長時間浸けると繊維そのものが脆くなり、穴あきの原因となります。
誤解2:除光液はどんな布地に使っても大丈夫?
マニキュア用の除光液(アセトン)は溶解力が非常に高い反面、アセテート、トリアセテート、アクリル、レーヨンといった化学繊維を化学反応で溶かしてしまいます。洗濯表示タグを確認せずにおしゃれ着に使用すると、布地がドロドロに溶けて固まるという致命的なトラブルを引き起こします。
誤解3:柑橘類の皮で擦れば落ちる?
レモンやオレンジの皮に含まれる「リモネン」という成分に油を溶かす性質があるのは事実ですが、布地に直接擦り付けると果汁に含まれる糖分や酸、色素が新たなシミとなって定着してしまいます。衣類の染み抜きには、無色透明な精製溶剤を使用するのが鉄則です。