本シリーズを語る上で欠かせないのが、開発元である株式会社レベルファイブの比類なきメディアミックス戦略である。社長である日野晃博氏の采配のもと、ゲームの開発と並行してTVアニメーションの放送をスタートさせるクロスメディア展開は、当時のゲーム業界に革命をもたらした。
そして、その映像表現を圧倒的なクオリティで支え続けたのがアニメーション制作会社OLMだ。試合中のド派手な必殺技演出や、キャラクターたちの繊細な感情描写をダイナミックなアニメーションへ落とし込む技術力は、ゲームとアニメの境界線を曖昧にするほどの没入感を生み出した。両社のタッグが生み出したシナジーこそが、世界的なヒットを牽引した最大の原動力である。