オープニングの暗転と同時に響き渡る大歓声。一曲目のイントロが流れた瞬間、ドームの空気が揺れた。今回のツアーセットリストは、15年の歴史を単に振り返るようなノスタルジーには留まらない。「Everybody Go」や「SHE! HER! SHE!」といった象徴的なアンセムを現代的なエレクトロニック・サウンドで再構築し、最新アルバムのエッジの効いたトラックへとシームレスに繋いでいく。
観客を飽きさせない曲順の妙は見事というほかない。激しいダンスブロックで一気にテンションをブーストさせたかと思えば、スローテンポの楽曲で会場全体を息をのむような静寂と叙情的な世界観へと引きずり込む。感情の振れ幅を計算し尽くした構成は、まさに百戦錬磨のライブ覇者ならではの技だ。