日本の職場や学校では、いまだに生理痛を「耐えるべきもの」とする無言の同調圧力が残っています。しかし、吐き気や激痛を伴う状態は、医学的に「月経困難症」と診断される疾患です。日本産科婦人科学会の指針でも、日常生活に支障をきたすレベルの症状は治療介入が必要な状態として明確に位置づけられています。
厚生労働省の調査データや女性の健康支援プロジェクトにおいても、月経に伴う労働損失は年間数千億円規模に上ると試算されています。月経困難症を放置すると、将来的な子宮内膜症や不妊リスクを高める要因になりかねません。単なる体質と思い込まず、医療機関にアクセスすることが自身のキャリアと長期的な健康を守る第一歩となります。