「手入れが簡単」というフレーズが独り歩きしがちな多肉植物だが、誤った思い込みによる失敗も目立つ。NHKの長寿番組『趣味の園芸』でナビゲーターを務める三上真史氏をはじめ、多くの専門家が「水のやりすぎによる根腐れ」と「日照不足による徒長」に警鐘を鳴らしている。
伝統ある「日本多肉植物の会」のベテラン愛好家たちも指摘するように、室内でインテリア感覚のまま暗い場所に置き続けると、茎ばかりが間延びして本来の愛らしさは失われてしまう。もし徒長してしまった場合は、春先に思い切って茎をハサミで切り詰める「胴切り(仕立て直し)」を施すとよい。カットした上部は挿し木に、残った株からは複数の新芽が吹き出し、よりボリューム感のある群生株へと再生させることができる。