「副業先で誰にも話していないのに、なぜか会社にバレてしまった」という相談の9割以上は、住民税の課税通知プロセスに起因しています。副業が会社にバレる理由の核心は、会社員が毎月天引きされている住民税の徴収システムにあります。
会社員の住民税は通常、勤務先が毎月の給与から天引きして市区町村へ納める特別徴収という形式が取られています。市区町村は前年の総所得(本業の給与+副業の所得)に基づいて算定した住民税額を、毎年5月〜6月頃に勤務先の経理・人事部門へ「住民税課税決定通知書」として送付します。
このとき、同僚や同水準の給与を受け取っている社員と比較して明らかに住民税額が高かったり、通知書の所得欄に給与以外の記載があったりすることで、経理担当者に「本業以外の収入がある」と即座に見破られてしまいます。これを回避するためには、確定申告や住民税申告の際に、副業分の住民税納付方法を会社天引きではなく自ら直接納める普通徴収と特別徴収の切替(普通徴収の選択)を指定する必要があります。