初見では読み方に迷う方も多いこの神社は、「多治速比売神社(たじはやひめじんじゃ)」と読みます。平安時代初期に編纂された『延喜式神名帳』にもその名が記されている古社で、和泉国大鳥郡に鎮座する由緒正しい延喜式内社として崇敬されてきました。
主祭神として祀られているのは、社名にも冠されている女神「多治速比売命(たじはやひめのみこと)」です。古くから女神としての慈愛と生命の息吹を象徴し、厄災を祓い清め、良縁や子宝をもたらす神として篤く敬われてきました。さらに相殿神として、国土経営や厄除けの力を象徴する素盞嗚尊(すさのおのみこと)、学問・知恵の神として親しまれる菅原道真公(天神様)が合祀されています。
この三柱が一体となって織りなすご神徳は極めて幅広く、個人の運気向上から家内安全、学業成就まで、人々の暮らしに寄り添う万能の守護神として地域内外から確固たる信頼を寄せられています。