紅甘夏は果皮が分厚く油分が多いため、素手でみかんのように剥こうとすると爪が痛くなったり、果皮の精油で手が荒れたりします。包丁や柑橘用ピーラーを使って、短時間で劇的に綺麗に剥くテクニックをマスターしましょう。
ストレスゼロ!ナイフを使った簡単カット法
1. 上下を切り落とす:果実の上下(ヘタ側とお尻側)を、果肉が見える程度に5mm〜1cmほど水平に切り落とします。
2. 縦に浅く切り込みを入れる:果皮の厚みに合わせ、ナイフの刃先で縦に6〜8等分のスリット(切れ目)を入れます。
3. 外皮を外す:切れ目に親指の腹を滑り込ませると、厚い外皮がパキパキと気持ちよく剥がれます。
4. 房を分けて内皮を開く:房をバラバラに外したら、中心の直線部分の薄皮にナイフで薄く切れ目を入れ、左右に開いて果肉だけをつるんと取り出します。
また、100円ショップや通販で手に入る「ムッキーちゃん」などの柑橘皮むき器を使用すれば、お子様や高齢者でも刃物を使わずに数秒で内皮をスライスでき、剥く作業自体が快感に変わります。
捨てたら大損!鮮やかな紅色を活かす「自家製ピール&ジャム」
紅甘夏の果皮は香気成分「リモネン」が豊かで、一般的な柑橘よりも赤みが強いため、スイーツ加工において抜群の存在感を発揮します。
【濃厚紅甘夏ピール(砂糖漬け)】
剥いた外皮を細切りにし、たっぷりの湯で2〜3回茹でこぼして苦味(アク)を抜きます。皮と同量のグラニュー糖と少量の水を鍋に入れ、煮汁がなくなるまで弱火でコトコト煮詰めます。クッキングシートに広げて半日乾燥させ、仕上げにグラニュー糖をまぶせば、芳醇な大人のコンフィチュールが完成します。ダークチョコレートをディップして「オランジェット風」にするのも極上です。
【鮮紅のマーマレードジャム】
下茹でした千切り皮と、ほぐした果肉、果汁を合わせ、全体の60%前後の砂糖を加えて中火で煮詰めます。紅甘夏ならではの美しいルビーオレンジ色に仕上がり、トーストはもちろん、ヨーグルトやローストポークのソースとしても絶品です。