試合の勝敗を分けるゲームコントロールにおいても、サッカーとは全く異なるルールメカニズムが採用されています。
公式戦における試合時間は「前後半各20分」ですが、これは時計が常に進み続けるサッカーのランニングタイム制とは異なり、ボールがピッチ外に出たり反則で笛が鳴るたびに時計を止める「プレイングタイム制」です。実際の拘束時間はおよそ1時間半前後に及びます。残り1秒であっても時計が止まっているため、サッカーのような「アディショナルタイム(ロスタイム)」や「コーナー付近での露骨な時間稼ぎ」は成立しません。ブザーが鳴り響くまで全選手が集中力を維持し続ける必要があります。
さらに見逃せないのが「累積ファウル(第2PK)」のシステムです。各ハーフごとにチーム全体で記録された直接フリーキック対象のファウル数がカウントされ、ハーフ内で合計5回に達すると警告シグナルが灯り、6回目以降のファウルはすべて相手に「第2ペナルティマーク(ゴールから10m地点)」からの直接キックが与えられます。
この第2PKにはディフェンスの「壁」を作ることが認められず、キッカーとGKの完全な1対1勝負となります。そのため、終盤にファウル数がかさんだチームは激しいタックルを自重せざるを得なくなり、守備強度が大幅に低下するというドラマチックなゲーム展開が設計されています。