SNSや大手口コミサイト、ネット掲示板に投稿された実際の体験談を検証すると、現在の内海海岸に対するユーザー評価はかつてと大きく様変わりしています。
「以前は柄の悪い集団が多くて落ち着かなかったが、数年ぶりに家族で行ったら警備員やライフセーバーの巡回がしっかりしていて驚いた」「砂浜にゴミがほとんど落ちておらず、子どもに裸足で歩かせることができた」といった好意的なレビューが目立ちます。南知多町観光の内海エリアに関するネットの反応を総合すると、治安に対する不安はほぼ払拭されたと結論づけて差し支えありません。
一方で、実際の利用時に注意すべきポイントも現場の声から浮かび上がっています。その代表格が「水質」と「クラゲ」、そして「海の家の混雑」です。
愛知県が実施する水質検査では最高ランクの「AA」または「A」を維持している内海海岸ですが、白砂の粒子が極めて細かいため、波打ち際では砂が舞い上がり、見た目には白濁して見えることがあります。南国のようなエメラルドグリーンの透明度を期待していくとギャップを感じる可能性がありますが、大腸菌群数などの衛生指標は極めてクリアです。
また、お盆(8月中旬)を過ぎると、知多半島一帯の沿岸部ではアンドンクラゲの発生率が急激に上昇します。8月中旬以降に泳ぐ場合は、肌の露出を抑えるラッシュガードやトレンカの着用が欠かせません。
さらに、千鳥ヶ浜のシャワー・更衣室設備については、無料の公衆施設が限られているため、海の家が提供する有料シャワー(1回300円〜500円)や更衣室付き休憩所を利用するのが現実的です。特に午前11時から午後2時のピーク時間帯は海の家のシャワー待ち列が発生するため、時間をずらして利用する賢さが求められます。
もう一点、ネット上でまことしやかに語られるのが「過去のサメ遊泳禁止騒動」です。2015年夏、知多半島周辺の沿岸でシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)の目撃情報が相次ぎ、内海海岸を含む愛知県内の海水浴場が一時的に遊泳禁止措置を取った経緯があります。この報道の記憶が一部で独り歩きしていますが、これは当時の異常潮位や黒潮の蛇行に伴う一時的な自然現象であり、現在はドローンによる上空監視や沖合の防護網、ライフセーバーによる常時監視体制が整っており、平穏な遊泳環境が保たれています。