Q1:膝の裏にしこりがあり、曲げると違和感があるのですが何ですか?
A1:最も可能性が高いのは「ベーカー嚢腫(膝窩部滑液包炎)」です。関節液が膝裏の袋に溜まる良性の病変ですが、根本原因に変形性膝関節症や半月板の微小な損傷が隠れていることが少なくありません。無理に潰そうとせず、整形外科で超音波検査を受けて関節内の状態を確認してもらいましょう。
Q2:膝裏の痛みに湿布は効果がありますか?温めるべきですか、冷やすべきですか?
A2:急にズキズキと痛み出した急性期や熱感がある場合は、炎症を鎮めるためにアイシング(冷却)や消炎鎮痛成分を含む湿布が有効です。一方で、数週間以上続いている重だるいつっぱり感や朝のこわばりは慢性的な血行不良と筋膜拘縮が主因であるため、入浴などで温めて血流を促す方が症状の緩和につながります。
Q3:膝の裏をピンと伸ばすと痛いのはなぜですか?
A3:膝を伸ばす動作で痛む場合、太もも裏のハムストリングス腱や腓腹筋の付着部炎、あるいは関節包後方の拘縮が考えられます。また、膝の完全伸展によってベーカー嚢腫が挟み込まれて痛みが出ることもあります。無理やり伸ばそうと力をかけると腱を痛めるため、徐々に可動域を広げるアプローチが必要です。
Q4:正座が急にできなくなったのですが、無理に座る練習をしても良いですか?
A4:絶対に無理な正座は避けてください。正座は膝関節を約150度曲げる極限動作であり、膝裏組織の内圧が最大化します。半月板後角に断裂がある状態で無理に正座をすると、損傷を決定的に広げてしまう危険性があります。痛みが完全に引くまで正座は控え、椅子を使用した生活に切り替えてください。