狛江高校ダンス部を語るうえで避けて通れないのが、大会出場メンバーを決める部内オーディションの存在です。部員数が100名規模に達することもある大所帯であるため、全国高等学校ダンスドリル選手権やダンススタジアムなどの規定人数に合わせ、部内で熾烈な選考が行われます。
オーディションで選ばれなかった部員が悔しさに涙を流す場面は少なくありません。しかし、同部の真骨頂は「大会メンバーから外れたら終わり」ではない重層的な発表機会の設計にあります。YouTube等でも発信される「Ladies' Choice」をはじめとする高クオリティな映像作品制作や、毎年5月に開催される「集大成ライブ」、そして地域や中学生も熱狂する秋の「文化祭公演(楠樹祭)」など、全部員が主役としてスポットライトを浴びるステージが明確に用意されています。
大会選抜チーム(Aチーム・ビッグ編成・スモール編成)を全員で全力応援し、そのエネルギーを文化祭や自主公演で全員のパワーとして爆発させるサイクルが機能しているため、部内が選抜組と非選抜組で分断されることなく、強い組織的一体感が維持されています。