立面図を正確に読み解くには、図面に並ぶ記号やラインの意味を把握しておく必要があります。初心者がまず押さえるべき重要表記をまとめました。
基準線とレベルを示す主要記号
- GL(グランドライン / Ground Line):地盤面の高さ。すべての高さ寸法の原点となる線。
- 1FL / 2FL(フロアライン / Floor Line):各階の床仕上げ面の高さ。基礎の立ち上がりや階高を測る基準。
- 軒高(のきだか):建物の骨組みの最上部で、垂木などを支える軒桁の上端高さ。日影規制や斜線制限の判定に用いられます。
- 最高高さ:屋根の棟(むね)の一番高い部分。法令上の絶対高さを規制する数値。
外壁仕上げと建具の表示方法
立面図には、外装材の種類や仕様が細かく引き出し線で注記されます。「窯業系サイディング t=16mm」「ガルバリウム鋼板立平葺き」「ジョリパット左官仕上げ」など、どの面にどの素材が使われるのかが明記されます。
また、窓やドアなどの建具(サッシ)には記号が付記されます。開口部に描かれた点線や実線の「く」の字のような矢印は、窓の開き勝手を表しています。頂点側が固定部で、開く方向に向かって線が広がります(すべり出し窓や開き窓の開閉方向)。引き違い窓の場合は、矢印でスライドする向きが指示されます。