きょもほくという関係性を語る上で、避けて通れないのが約数年間に及んだとされる「氷河期」の経緯です。2人はジャニーズJr.(現・ジュニア)時代初期、ドラマ『私立バカレア高校』(2012年)以前から行動を共にすることが多く、当初は肩を並べて無邪気に笑い合う仲睦まじい間柄として知られていました。しかし、グループ結成前の過渡期において、次第に2人の間には目に見えない分厚い壁が生まれていきます。
当時のインタビューや雑誌の座談会、ドキュメンタリー番組において、松村北斗は「何を話していいかわからなくなった」「思春期特有の気まずさがあった」と率直に振り返っており、京本大我もまた、互いに意識しすぎるあまり距離を置いていた事実を認めています。目も合わせず、業務連絡すら第三者を介するような張り詰めた空気感は、ファンの間でも広く知られるところとなりました。
しかし、SixTONES結成およびデビューへと向かう過程で、2人は「グループの成功」という共通の目的に向かって再び歩み寄ります。かつてのような無邪気なべたべたした関係に戻るのではなく、「互いの表現力と人間性を深くリスペクトし合うプロフェッショナルな大人の関係」へと昇華を遂げたのです。このドラマチックな現実の変遷こそが、数多の創作者を刺激する最大の源泉となっています。