彼女のキャリアを語る上で避けて通れないのが、2012年末に発覚したペニオク騒動(ペニーオークション詐欺事件)です。手数料を騙し取る悪質なオークションサイトに対し、実際には落札していない高額商品を「格安で落札できた」と偽ってブログに掲載し、紹介料を受け取っていたステルスマーケティングが社会問題化しました。
当時、複数の著名人が関与していましたが、小森純は逃げ隠れすることなく記者会見を開き、涙ながらに謝罪。すべてのレギュラー番組を自主降板し、芸能界から事実上追放される形となりました。広告代理店関係者によると、当時の違約金や賠償金は億単位に達したと囁かれており、精神的にも経済的にも絶望的な状況に追い込まれました。
しかし、多くのタレントが言い訳に終始したり活動拠点を海外に移したりする中、彼女が選んだのは「泥臭い自己改革」でした。メディアから完全に断絶された自粛期間中、彼女は猛勉強を重ねて国家資格である調理師免許を取得。自らの手で料理の基礎を学び直し、家族のための食事作りに専念しながら、生活者としての足腰を鍛え直しました。
このどん底の時期を共に支え抜いたのが、2011年に結婚した旦那・今井諒氏でした。元人気メンズモデルであり、自らもアパレルブランドの経営を手掛ける今井氏は、世間からの激しいバッシングに晒される妻を精神的・経済的に支え続けました。夫婦が共依存に陥ることなく、互いの事業と役割を尊重し合ったことが、後の劇的な再起を支える強固な土台となったのです。