一般人から見れば「なぜリスクを冒してまで危険な人物と付き合うのか」と疑問に思われがちですが、半グレ組織が芸能人に接近する手口は年々巧妙化しています。最初から反社会的な顔を見せて近づいてくるケースはほぼ存在しません。
最も典型的な接触ルートは、「会社経営者」「若手起業家」「投資家」といったクリーンな肩書を偽装した接近です。西麻布や六本木などの高級会員制ラウンジ、知人の誕生日パーティー、格闘技イベントのVIP席などで自然に接点を持ち、高額な飲食代を気前よく支払う「気前のいいタニマチ」としてタレントの懐に入り込みます。
知名度はあるものの収入が不安定な若手タレントや中堅芸人に対し、高額なギャラを提示してプライベートな営業(闇営業)を依頼したり、未公開株や暗号資産の投資話をもちかけたりして金銭的な依存関係を築きます。一度関係を結んでしまうと、親密な写真を撮影され、それを盾にさらなる便宜を図らされるという「蟻地獄」のような構図が完成するのです。