三國連太郎と佐藤浩市のドラマは、ここで終わりません。現在、その遺伝子は佐藤浩市の長男である寛一郎(1996年8月16日生まれ)へと脈々と受け継がれています。
寛一郎は2017年に俳優デビュー。デビュー当初は「三國連太郎の孫」「佐藤浩市の息子」という事実を積極的にアピールせず、本名である「寛一郎」名義でオーディションに挑み続けました。祖父・三國連太郎とは幼少期に対面しており、当時すでに好々爺となっていた三國から深い愛情を注がれていたと語られています。
父・佐藤浩市は、自身が父親との確執で苦しんだ経験から、寛一郎に対しては一切の押し付けを行わないスタンスを貫きました。役者を目指すと打ち明けられた際も、「そうか。やるなら覚悟を持ってやれ」とだけ告げ、現場に口を出すことはありませんでした。
その結果、寛一郎は映画『菊とギロチン』や阪本順治監督の『せかいのおきく』、北野武監督の映画『首』など、作家性の強い骨太な作品で圧倒的な存在感を発揮。2026年の映画『一度も撃ってません』や『せかいのおきく』では父・佐藤浩市との親子共演も果たし、3代にわたる映画人としての血脈を証明してみせました。