Q1:熱が高い時は経口補水液とスポーツドリンクのどちらを飲むべきですか?
A1:発汗が著しい高熱期や下痢・嘔吐を伴う急性期は、迷わず経口補水液を選択してください。スポーツドリンクは糖分濃度が高くナトリウム濃度が低いため、脱水状態の細胞へ迅速に水分を届ける浸透圧としては不十分です。スポーツドリンクしか手元にない場合は、水で2倍に薄め、微量の食塩(1リットルに対し1〜2g程度)を加えて飲むと吸収効率が格段に向上します。
Q2:昔ながらの「卵酒」や「ネギを首に巻く」といった民間療法は効果がありますか?
A2:インフルエンザ罹患時の卵酒は明確に避けるべきです。アルコールは解熱鎮痛薬との相互作用で肝臓に過剰な毒性をもたらすほか、中枢神経を刺激して脱水を助長します。ネギに含まれるアリシンには抗菌作用が知られていますが、急性期にそのまま大量に摂取すると胃粘膜を痛める原因になります。伝統的な手法に頼るのではなく、加熱調理した卵粥などの科学的に裏付けられた形態で栄養を摂取してください。
Q3:解熱した当日に食欲が戻った場合、ラーメンやハンバーグを食べても良いですか?
A3:おすすめできません。解熱直後はウイルスとの交戦で胃腸の内壁を守る粘液層が菲薄化しており、高脂質なラーメンのスープや揚げ物の油分を分解するリパーゼ活性も回復していません。ここで無理をすると、翌日に急性胃腸炎症状を引き起こし、再び発熱や倦怠感に見舞われるケースが後を絶ちません。通常の脂っこい食事に戻すのは、解熱後丸2日間、胃腸に優しい食事で問題が生じないことを確認した後にしてください。