電気が止まったことで、通信インフラへの波及も深刻化している。携帯大手各社の基地局は非常用バッテリーによる運用を続けているが、停電が長引くにつれてバックアップ電源の枯渇が懸念されている。すでに山間部や一部沿岸地域では、モバイルデータ通信の速度低下や圏外化が報告され始めた。
災害時の貴重な情報源となるスマートフォンが使えなくなる「情報孤立」への不安から、市民はラジオや自治体の広報車によるアナウンスに耳を傾けている。市内のあるコンビニエンスストアでは、店内照明が消えるなか、乾電池やモバイルバッテリー、飲料水を求める買い物客の列が外まで伸びた。