Q1:スクリーンタイムが何時間を超えると危険信号と判断すべきですか?
A1:業務や学業での利用を除き、プライベートでの純粋な娯楽利用(SNS、動画、ゲーム等)が1日3時間以上続いている場合は黄色信号、4時間以上であれば明確な依存傾向とみなされます。時間だけでなく、「利用を止めようとしても止められない」「睡眠や生活に支障が出ている」という行動制御の破綻が伴っているかどうかが最大の判定基準です。
Q2:スマホ依存症の治療は何科の病院に行けばよいですか?
A2:まずは「心療内科」または「精神科」の受診が一般的です。近年では、独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターをはじめ、全国の指定精神医療機関などで「ネット依存外来」や「依存症専門外来」を掲げるクリニックが増加しています。どこを受診すべきか迷う場合は、各都道府県の「精神保健福祉センター」に電話相談することで、適切な医療機関の紹介を受けられます。
Q3:子供がスマホを取り上げると暴れるのですが、無理に取り上げるべきですか?
A3:突然の強制的な没収は、激しい反発や家庭内暴力の引き金になりやすく、根本的な解決になりません。まずは本人が落ち着いている時間帯に、「どれだけ使っているか」の事実(スクリーンタイムの数字)を客観的に共有し、なぜルールが必要なのかを対話することが先決です。家庭内ルールを決める際は、親が一方的に押し付けるのではなく、子ども自身に制限時間やペナルティを決めさせ、合意を形成することが臨床現場でも推奨されています。