新芸名の選定にあたり、様々な候補が浮上した。当初は「ジョー」など、アメリカンな響きを持つ芸名も検討されていたという。しかし、最終的に着地したのは一文字の「裕」だった。
なぜ「裕」だったのか。それは、ジャニー喜多川氏が当時よく口にしていた口ぐせが「YOU」だったからに他ならない。「YOU、横山にしちゃいなよ」という、あまりにも有名なエピソードの裏で、自身の口ぐせである「YOU」に語感が近い「裕(ゆう)」という漢字がそのまま当てはめられた。まさに直感と遊び心が交錯した命名劇だったと言える。
直前まで自身の本名に誇りを持っていた彼にとって、突然の改名は戸惑いの連続だった。だが、このシンプルで呼びやすい名前は、瞬く間に全国のファンに浸透していくことになる。