メーカー側の色作りに対する情熱と技術革新も、カラー選びの選択肢を大きく広げている。業界をリードする株式会社セイバンは、代表的ブランド「天使のはね」において、洗練された発色とタフな耐久性を両立させた。かつて芦田愛菜さんがCMでキュートな笑顔を見せていた時代から進化を重ね、現代のモデルでは光を反射して夜道の安全を守る機能と美しく調和するカラーバリエーションを展開している。
一方、工房系ランドセルのパイオニアである株式会社土屋鞄製造所は、革本来の風合いを生かした深みのある色合いで大人の感性を魅了する。創業者である土屋国男氏から受け継がれた職人の美意識は、時代を超えても褪せない絶妙なピスタチオやアッシュ系のトーンに結実。また、「フィットちゃんランドセル」を展開するメーカーも、背負いやすさの構造追求とともに、暗がりで縁が光る技術と意匠を凝らしたカラーリングを融合させ、子供たちの心を掴んでいる。